30日目:フーチャリスト宣言
梅田望夫さんの「ウェブ進化論」が面白かったので、今度の新しい本も買ってみました。
筑摩書房 (2007/05/08)
売り上げランキング: 213
なにしろ、業務が忙しいので、読む暇があまり無いんですが、ちょっと早起きしたりとか、夕食の後のひとときに読んでます。
やっぱ、梅田さんの本、面白いです。
フューチャリスト同盟ってのに、自分も参画したくなってしまいましたよ。
なるほど、と思ったのは、今後は、
専門家 & フューチャリスト
の構図になるかもしれないってところです。
専門家は、狭い知識を深く、フューチャリストは幅広い知識を、、、、ってこれじゃスペシャリストとゼネラリストなんですが、ゼネラリストと違うのは、フューチャリストは実利に裏づけされたオプティミズムに満ちているってところでしょうか。
スペシャリストになりたければ、
「3度の飯よりそれが好き」
っていうものじゃなくちゃモノにならんし、いやいやでは結局好きなやつには勝てないようです。
たしかに。
才能うんぬんってはなしもありますが、好きで才能があるやつが最強ですからね。
—-
梅田さん、ついでに「グーグルをあまり使わない」って言ってたりします。
つまり、彼は500人くらいのブロガーを集めて、彼らの情報を日々ゲットしていくことで必要な情報にキャッチアップしていっているみたいです。
一日500人もチェックするの!?と思うかもしれませんが、RSSがあればそんなに苦じゃないですね。私も既に30人くらいのブログはRSSに受けてますし。しかし500人はすごいですわ。
—-
さらに、大学等システムが過去のものってのも面白いですね。
つまり、大学ってのは、「知が有限の時代」の産物なんだそうで。
現代は、知がほぼ無限大だし、ハイスピードで進化しているし、なんというか、知の臨界点を超えて知が知を呼ぶスパイラルになっているようで。そんな時代に、大学をありがたがるのはどうか?って話でした。
システムとしての大学は、しがらみ上必要かもしれませんが、こと個人に限れば、自分が学びたいと思ったら、本気でそう思うなら、Google先生を窓口に、知を探すことだってできるわけです。
—-
要は、主体的に行動して問題をつくり、それに自らの仮説をたて、立証するという自然科学の基本的スタンスを実践できる人ならこれほど面白い世の中は無いってことらしいです。
梅田氏はIT業界の人というか、ITに詳しい人であることは間違いないですが、ITを切り口に、社会のあり方まで考えている点が面白いですね。
まだちょっとつづきがあるので、それは明日に読みます。
——————————————–
そういえば、日経新聞に某銀行グループへの処分について、減点主義の弊害とか書かれていましたね。
私自身、減点主義のさいたる大学入試等々をへて今を生きているわけで、減点主義の気質を理解しているわけです。
思うに、減点主義って楽なんですよね。基準があって、それから外れた人の点を減らしていけばいいのですから。
でも、加点主義というか、成果に点をつけるのは難しいですね。
何をどれだけ加えればいいのかに唯一の答は無いですからね。
そんなわけで、減点主義の中で育った人たちに、いまさら加点主義の何かを考えよっていうのも酷なもんです。
たぶん、減点主義は引き続き、日本の大企業の中にはびこり続けるでしょうね。
それは仕方ないこと。そういうのが大企業の大企業たるアイデンティティだったりもしますし。
大事なのは、減点主義一辺倒ではなくて、バランスよく加点主義でとらえるグループってのが存在することですかね。
それがベンチャーなのか、なんなのかははっきりしませんが、すべてがおなじというのはある意味全体主義的でこわいです。
とはいえ、個人にとってみては、なんだろうが、日々の生活が安定して楽でまあまあであればそれが何よりだと思う人が大多数のようです。
自分もそう思うフシはあり、理解できます。
楽したい一辺倒の人もいるかと思いますが、少しは、もうちょっとなんとかしてーなと思う部分がある人も少なからずいるはずです。
ただ、いろんなしがらみとか、そういうのでだんだんコンサバティブな自分が100%になっていくのだと思います。
そういう意味で、フューチャリストが若い世代に期待するのはよくわかりますね。
なんといっても、若い方が柔軟性があります。(マインドが若いってのももちろん含みます)
———————————————-
結局、じゃあ個人としてどうすればいいのよ?ってところなんですが、とにかく自分の考えを言うということだと思います。
何かを読んで、誰かと話して、何も思わない人ってのはいないはずで、いうかいわないかは別問題として、みんないろいろ思うところはあるわけで。
その混沌とした思いを、ある程度整理して、それをみんなに上手く伝えることからはじめたらどうでしょうか。
そのためには、感想を伝えるだけじゃなくて、自分なりの分析、過去の事例をひもといたり、裏を取ったりと負荷がかかる活動をしなくちゃならないわけですが、それが実は面白いところなんだとおもうところであります。
